「一緒に学ぼう!翻子拳って、いったいどんな拳法?」
以前にも投稿したことがありますが、先生に初めて教わったのは八段錦だったのですが、本格的な伝統拳術を習い始めたのは「翻子拳」(ほんしけん)です。
僕の大好きなカンフーアクションスターの 李 連杰(リー・リンチェイ/ ジェット・リー)は、翻子拳などを映画撮影のために学んだ経緯があるそうで、色々な撮影現場で翻子拳を披露しています。
恥ずかしながら、リンチェイが翻子拳をしていることは、翻子拳を習いだしてから知りました。
と言うことで、今回は僕が大会出場種目としてメインで練習している翻子拳について、自分自身勉強になるので、解説してみようと思います。
僕自身勉強不足なので、人に聞いたり、ネットで調べたものがほとんどですが。😓
翻子拳(ほんしけん)は中国の北方、主に河北省に伝えられる武術です。
古くは「八閃番」(八閃翻)または翻拳と言い、『八』とは、「八個の主要な招法」をいい『閃』は「閃電」・「閃光」のごとく「招法が極めて速い」こと、『翻』は「翻生不息」(息もつかず連続して立て続けに攻撃する)事を言うそうです。
招法とは中国武術の格闘法、いわゆる柔道や空手で言う「技」のことになります。
両手による激しい連続攻撃で相手に拳を打ち込むことが特徴です。
その様子は、
「両拳は閃電の如し、密なること雨の如し」
と形容されるほど。
また、
「双拳密なること雨の如く、脆快(てきぱきした様)なること一挂鞭(爆竹の如し)」
とも表現されています。
その意味は、左右の2つの拳 (双拳) を雨あられのごとく、隙間なく密に絶え間なく打ち出し続ける様子は、一挂鞭(ぶらさげられた一本の中国の祝祭事に用いる爆竹)が連続して爆発し続けるかの様に、攻撃が行われることを表しています。
動画は、リンチェイの翻子拳表演、日本語解説付きです。
翻子拳の中には、足技主体の戳脚(たっきゃく)と組み合わせた戳脚翻子拳や、鷹爪拳(ようそうけん)と合わせた鷹爪翻子拳という流派も存在します。
翻子拳の動作は有形にして無形、すき間なく動くため、套路に出てくる馬歩や弓歩は長拳と比べてやや歩幅が狭く、さらに独特の麒麟歩や、寄り足をする跟歩などを用いるのか特徴みたいですね。
大会でのカテゴリーは「伝統拳術 B」になり、通備劈掛拳などと同じ分類になります。
コロナウイルス感染症の終息もまだまだ見えない状況ですが、今年は9月に「全日本武術太極拳選手権大会」の山口県代表選手選考会を兼ねた「武術太極拳 山口県大会」の開催が予定されています。
大会に向けて、高みを目指して練習したいと思います。
来年開催され参加出来るとすれば、40代最後となる全国大会出場。
今までより一つでも上の順位になれるように、頑張りたいですね。👍