デニス・トー主演映画『イップ・マン 宗師』の感想。
最近、特にブログのネタがありません。😅
そこで、最近観た映画の感想レビューです。
ブルース・リーにとっての唯一の師匠として知られる中国武術“詠春拳”の達人、イップ・マン(葉問)。
タイトルがそのイップマンである以上観ておく必要があると、最近Amazon Prime Videoで観た、デニス・トー主演映画『イップ・マン 宗師』の感想を書きたいと思います。
一部ネタバレになる部分もあるのでご注意を。
あらすじ
警察官として法を守り、正義を貫くイップ・マンは、マフィアのボス殺害の濡れ衣を着せられ、命を狙われることに。さらに中国侵略に備える日本軍が広東省佛山に進出し、イップ・マンは空手の達人である日本軍将校・徳川と対決することになり…。
まず、初めて観たイップ・マン (葉問) の映画はデニス・トーが若き日のイップ・マンを演じた『イップ・マン 誕生』でした。
この映画は、イップ・マンの幼年期から青年期、妻ウィンシンとの出会い、戦争前夜の日本の秘密結社との戦いなどが物語の中心となっていて、内容やアクションも素晴らしいと思います。また、当時86歳であった葉問の実の長男イップ・チュン(葉準)が特別出演しています。
とてもオススメの1本です。👍
実際に長年詠春拳を学んできたデニス・トーは以前、映画『カンフー・リーグ』の中でもイップ・マン役を演じています。
この『イップ・マン 誕生』を観てイップ・マンの映画が好きになり、ドニー・イェン主演のシリーズにはまり込んで行きました。
出演者もかなり重なっていたので、当初はこのデニス・トーの『イップ・マン 誕生』の続編がドニー・イェンの『イップ・マン 序章』だと思っていましたが、制作会社、監督ともまったくの別物になります。
さて映画の内容ですが、あくまでも僕自身が観た感想と意見ですのでご了承下さい。🤲
アクションはキレや迫力をあまり感じられず、これといった見せ場もない印象。ストーリーもなんだか薄い感じがしました。
誕生の時はけっこうカッコいいと思っていたデニス・トーも老けました。
葉問が警察官をやっていたのは史実通りらしいのですが、始まり早々いきなりイップ・マンが警部で登場し、警察官になった経緯もなく、いつの間にやら酒好きの粗暴な師匠が急に現れすぐに仲良くなるなど、ん?って思う展開。
後半のストーリーは、残念ながらドニー・イェンの『イップマン 序章』のまさかの程度の低い丸パクリ状態。😱
あの時代なので日本軍が敵 (悪役) になるのは理解しますが、日本人の将校が自ら武術大会に出場はしないだろうし、いくら軍人とは云え、格闘家が武術家相手に軍服で闘うことはないんじゃない?って思いました。
日本軍の格好や日本人女性の着物の着付けもなんだか変。🤔
さらに、日本人はとにかく超極悪人で反日ストーリー強め。
最後は中国人皆が、まるでドニーさん主演映画『レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳』のような、全員グリーンホーネット状態になっている終わり方もいまいち良く理解できませんでした。😓
デニス・トーがイップマンを演じるのも悪くはないのですが、やはり映画の内容などの出来によってかなり印象が変わってしまいます。
残念ながら、個人的にはドニー版には遠く及ばない気がしました。
カンフー映画が好き、イップ・マンの映画ならすべて観ておきたいという方は押さえておく作品かもしれません。😉