以前から興味ある「少林拳」。
少林拳（しょうりんけん）とは中国河南省登封市の嵩山にある、禅宗の祖庭である嵩山少林寺とその近郊で文化大革命後に再興され、修練されている現代中国武術及び、その現代中国武術門派の総称である。
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歴史や時代背景は古く、その創始者は禅宗の開祖の達磨大師とされていますが、学術的な根拠に乏しいそうです。
お寺のお坊さんたちが自警のために武器を持ち、体を鍛えたのが始まりだと言われています。
そもそも少林寺は、嵩山少林寺のことを指し、北少林寺と呼ばれることがあるようですが、それはかつて中国南部の福建省には南少林寺（福建少林寺）が存在したとされる説があるためだそうです。
リー・リンチェイ主演映画「阿羅漢」は、原題を「南北少林」といい、南少林寺が実在した設定になっていて、清王朝時代、中国武術の総本山である少林寺の力を恐れた王朝側が武道弾圧政策により、北少林寺と南少林寺に引き裂かれていたという内容になっています。
事実現在でも、北派少林拳と南派少林拳それぞれの流れを引く武術があります。
南少林寺が実在したかどうかはさておき、以前太極拳の説明で、中国武術の中の一つとして太極拳があると説明しましたが、少林拳も同じく中国武術の中の一つになります。
武術太極拳の競技としての少林拳は、伝統拳術Cのカテゴリーになり、象形拳（酔拳、地躺拳、螳螂拳他）、査拳、華拳、洪拳などの拳術と同じグループになります。
ひとえに少林拳と言っても、小洪拳(小紅拳)・大洪拳・羅漢拳・連環拳など色々な套路が存在します。
自分が習ったことのある少林拳は少林小紅拳で、うちの武術隊では交流発表会では毎回皆んなで少林小紅拳を表演します。
ちなみに、日本には少林寺拳法と言う武道がありますが、少林拳とは全くの別物で、こちらは日本独自で生まれたものです。
自分の中では、中国武術の中でも少林拳はなんとなくちょっと分類が違うイメージがあり、その技法も少林拳ならではな印象。
映画「少林サッカー」や「少林少女」などでは、劇中でカンフーとかクンフーのような呼称は使わず、必ず少林拳と言っていることからもその独自性がうかがえます。
現在では世界的に有名な少林寺ですが、1982年に映画『少林寺』が公開され中国全土で少林寺ブームが巻き起こるまでは、少林寺に世界中から観光客が押し寄せることもなく、地元に多くの武術学校が設立されることもなかったというから驚きです。
僕的にオススメな少林映画は、やはり「新少林寺」ですね。
アンディ・ラウやジャッキー・チェン、ニコラス・ツェーなど、さらには先生方の蟷螂拳の師である元祖「少林寺」にも出演のユエ・ハイ先生も方丈役で出演しています。
豪華すぎるキャストたちの競演にも注目していただきたいですね。
なぜ今回、少林拳についてのテーマにしたかと言うと、この新少林寺の中で少林寺の僧達が練習している少林七星拳がとてもカッコよく好きだからです。
実は昨日、コルセットをして少しだけ見よう見真似で少林七星拳の練習をしてみましたが、かなりの激ムズ。
少林拳、実に興味深いです。
練習したい拳術が多くて目移りしがちです。😓
一つのことを極めることも大切だとは思いますが、色々チャレンジして出来るようになって行きたいのが今の自分流かな。🤔
メインで練習している翻子拳や八極拳とはまた違った動きや筋肉の使い方なので、いろんな拳術を練習するのも今後の武術人生を送る中で柔軟性が上がる気がします。
早く腰痛を治して、頑張って出来るようになりたいと思っているところです。💪
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